山梨県郡内地方きっての由緒ある古いお寺で、奈良時代(西暦719年)、行基が創建したと伝えられています。西念寺と富士山信仰との関係は深く、江戸時代、富士講の人達は西念寺精進場で身を清めた後、富士に登拝したといわれています。

お知らせ

最新のお知らせ


2023年12月31日 : 除夜の鐘



令和5年 大晦日除夜の鐘
午後11時30分より

甘酒(八海山純米大吟醸酒粕を使用!)熊手の振舞いあります。※なくなり次第終了
例年になく暖かい大晦日。ぜひご参拝ください。
2020年12月27日 : 除夜の鐘

除夜の鐘
除夜の鐘今年も行います。
ただし、新型コロナウイルス感染防止のため豚汁・甘酒など飲食物のふるまいは行いません。

2020年4月27日 : わがこととしてとらえる
”自分だったら・・・。自分じゃなくてよかった・・・”

日々新型コロナウイルスのニュースしかない。
予定されていた結婚式・入社式・入学式など人生のイベント・会社の一大プロジェクト、学校の行事やスポーツイベントなどなどが中止や延期となってしまった方々。当事者にとってはつらい思いをしている人がいる反面、去年終わてしまった人、まだ来年で猶予がある人。運命はそれぞれである。
私も去年庫裏の落慶法要を終えた身であり、今年であったら・・・と思うことは常である・・・

「のこりゐて むかしをいまとかたるべき こゞろのはてをしるひとぞなき」(病気のために自分らと離れてここに残り、遊行の昔話を懐かしく語るであろう時衆たちの心の奥のつらさや悲しさは、なかなかわかる人はいないであろう)

遊行のさなか病に倒れ、同行できなくなった仲間をおもい歌った歌である。

じぶんだったら・・・自分じゃなくてよかった・・・
きれいごとではなく、それが人の心であると、一遍上人は喝破しているように思います。
そのなかに、せめて私だけは・・・と人の心に思いをはせる
心の優しさも感じます。

あまりにも他人事のように騒ぎはやし立て、かと思えば身にかかる火の粉に一喜一憂する。

自分の心に問い詰めたいと思います。
2020年4月19日 : ~おのづから~


「おのずからあいあうときもわかれてもひとりはいつもひとりなりけり」
一遍上人のお言葉です。

新型コロナウィルスの猛威はとどまるところを知らず拡大の一途です。
私が最初にこのニュースを聞いた(または観た)のは年末だったか、年明けだったか・・・
いずれにしても、行く年くる年的に一年を振り返り、来年は東京オリンピック!と世間が騒いでいた時でした・・・
その頃はまさかこのような事態が訪れるなんて・・・微塵も思いませんでした・・・
2003年に世界で流行したSARSのようなもので私は勝手に「一部地域では流行し、残念ながらお亡くなりになる方もいるのかな?」などと本当に対岸の火事のことのようにとらえていたのでした。
 
その後も、国内初の感染が判明。クルーズ船ダイアモンドプリンセス号での感染者発生。北海道で感染拡大。大阪のライブハウスでクラスター(この言葉もここで初めて覚えた)発生。など確実にその猛威は足下に接近しつつあったにもかかわらず・・・そして心のどこかに・・・外国はもっと悲惨だけど・・日本は大丈夫・・・いつか新薬が間に合う・・・ワクチンが間に合う・・・いや実はもうあるんじゃないか・・・・

等々 。本当に自己に都合よく状況を変換していたのだと反省いたしております。
ウィルス拡散で命や健康が危ぶまれることはもっとも危惧すべきことです。また、経済や社会活動が制限されることもお影響も甚大です。そしてそのことで人間の心がさらに荒んでいくことにも心配があります。
お寺に参拝すらままならない今日の事態。
不定期ですが
伝えていきたいと思います。
第1回目は 「おのずから」

新型コロナの感染拡大の中 私たちは「おのずから」を今一度深く考える必要があるのではないでしょうか>
「おのずから」なのか「おのづから」なのかははっきりとわかりませんが。
おのづからの意味は「己(おの)つ(助詞)柄(から)
私の解釈では 一遍上人は 「おのづから」を二つに分けていたと思います。
一つ目は 「自から」であり、自らの意思・自らの足で行動を起こし、人に頼らずに、自己を究極まで見つめる
二つ目は 「おのづから」偶然や自然の成り行きとしての「おのづから」。人との出会い、縁、自然現象に遭遇しても自然体で受け入れ人や自然事象との出会いを受け入れる。
この言葉は「人生は自分の意思で決定し進んでいくもの。しかし、その道程では様々な人と出会い、禍福もかわるがわる身にかかるであろう、それらは喜怒哀楽様々な感情を自分にもたらすがすべては己の心の在り方で変わっていくのだ。」と。


全く相反するような二つの概念ですが「自他法界平等利益」として「自力・他力」を超えて、衆生のしようとした一遍上人の真骨頂であると私は思います。
新型コロナウィルスの終息を願うばかりですが
私たちは、まず自分の心に向き合い、うけとめ、人ではなく自分が何をなすべきか考え。そして、このウィルスがもたらす様々な影響をしっかりと受け入れることは受け入れて、人や社会に寄り添い、集団でのモラルを守る。
流されずに、足元も見つめる。そのような行動が求められているのではないでしょうか?






2019年12月29日 : ヨガ始めます

寺ヨガはじめます。

あたらしい庫裏客殿を活用したプロジェクト「連枝塾」と銘打っていよいよ始めます。
ますは記念すべき第一講座の試験開講のお知らせです。

来る令和2年 1月7日(火)21日(火)2回にわたり
ヨガインストラクター 浅沼めぐみ(住職の妻と思う方が多いようですが・・・じつは住職の従姉妹です。)
埼玉県大宮市在住。獣医師であると同時に、自分が体の不調に悩まされていたころヨガと出会い、以来その世界にどっぷりとはまったという経歴の持ち主。

ひょんなことから庫裏の活用法を考えていた住職と従姉妹の集まりの場で意気投合し早速の試みとなりました。

降雪が心配な季節ではありますが・・・
プログラムは
午後5時30分から午後6時10分 椅子ヨガ 
午後6時30分から午後7時30分 ヨガ
動きやすい服装で タオル・水・(お持ちの方はヨガマット)を持参ください。

くわしくは西念寺までお問い合わせください。
西念寺 0555-22-0847 浅沼まで